コラム

赤ちゃんはパパ似?ママ似?顔立ちの遺伝のはなし

2026/07/08 ・ 約3分で読めます

顔立ちは「たくさんの遺伝子の合わせ技」

「目はパパ、鼻はママ」— 赤ちゃんの顔をのぞき込みながら、家族でそんな話に花が咲くのは どの家庭でも定番の光景です。では実際のところ、顔立ちはどのように受け継がれるのでしょうか。

顔のつくりは、ひとつの遺伝子で決まるわけではなく、非常に多くの遺伝子が少しずつ影響し合って決まると考えられています(多因子遺伝)。 血液型のように「どちらかの型にパチッと決まる」ものではないため、 「パパとママのどちらに似るか」はまさに組み合わせしだい。 同じ両親から生まれた兄弟姉妹でも顔立ちが違うのは、このためです。

パーツごとに「似やすさ」は違う?

双子や家族を対象にした研究では、目もとや鼻すじ、あごや輪郭のかたちは遺伝の影響を受けやすいパーツだと言われることが多いようです。一方で、ほほのふっくら感や口もとの印象は、 年齢や体格によっても大きく変わります。

「目はおばあちゃんにそっくりなのに、輪郭はパパ」のように、 パーツ単位で見ると意外な人に似ている— そんな発見があるのも、 顔の遺伝が「合わせ技」だからこそです。

「新生児はパパ似が多い」って本当?

昔からよく聞く説ですが、これには「赤ちゃんが自分の子だと父親に確信させるため、 生まれたばかりの頃はパパに似る」という進化心理学の仮説が背景にあります。

ただし研究の結果はさまざまで、「たしかにパパ似と判定されやすかった」という報告もあれば、 「実際にはどちらとも言えない」という報告もあり、科学的にはっきり決着がついているわけではありません。 「周囲が『パパ似ね』と言いたくなる心理効果では?」という説もあり、 真相はまだ謎のまま。だからこそ、話のタネとしては最高のテーマです。

顔は成長とともに変わっていく

新生児期はふっくらした輪郭だった子が、歩き始める頃にはすっきりした顔立ちに— というのはよくある話。赤ちゃんの顔は月齢・年齢とともにどんどん変わります。

つまり「今日はママ似、1年後はパパ似」も十分ありえます。 節目ごとにそっくり度をチェックして記録しておくと、 成長のアルバムとしても楽しめますよ。

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